Googleの画像生成・編集モデル(Gemini 2.5 Flash Image以降の総称)を、個人向けGeminiアプリと、法人向けGoogle Workspace(Gemini for Workspace)・Gemini Enterpriseに分けて整理します。
Google DeepMindが開発した画像生成・編集AIモデル(Gemini 2.5 Flash Image)の開発中コードネームに由来し、正式リリース後も愛称として定着。後継のNano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)、Nano Banana 2(Gemini 3.1 Flash Image)なども含め、Geminiアプリ、Google Workspace、Google広告、Gemini API、Gemini Enterprise Agent Platformなどで画像生成・編集機能として利用されています。
2026年に入り、Gemini appの画像生成フローは「まずNano Banana 2で生成し、必要に応じて有料のRedo with Proでより高品質なNano Banana Pro版を生成する」という構成に整理されつつあります。旧世代のImagenモデル群は2026年6月24日をもって提供終了となり、Nano Banana系列への一本化が進んでいます。基本的なプライバシー・商用利用の枠組み(本ページの内容)に変更はありません。
Geminiアプリにアップロードした画像はプロンプトの一部として扱われ、Googleのサービス提供・維持・改善(生成AIモデルの学習を含む)に利用されます。画像は「Google Lens」技術で内容が解析されます。
個人向けGeminiアプリでは「Keep Activity」設定がデフォルトでオンになっており、オフにしない限り学習に利用される、オプトアウト方式です。オフにしても、応答生成やフィードバック処理のため72時間はチャットが保持され、その間のデータは学習に利用される場合があります。
Googleは生成された出力について所有権を主張しません。Google Cloud/Workspaceの契約条件では「Generated OutputはCustomer Dataであり、Googleは新たな知的財産についていかなる所有権も主張しない」と明記。個人向けGeminiアプリでも同様です。同一・類似プロンプトから他ユーザーが類似出力を得る可能性があり、独占利用は保証されません。
Googleの利用規約に、生成画像の商用利用を一律に禁じる条項は見当たりません。Generative AI Prohibited Use Policyや第三者IP尊重といった一般条件を遵守する限り、商用利用が可能です。
Google Nano Banana系のモデルは、SynthIDと呼ばれる不可視のピクセル電子透かしを全出力に付与しています。SynthIDは画像データ自体に埋め込まれるため、メタデータを削除する再保存やフォーマット変換を経ても検出できる可能性が高いとされます。加えて、C2PA標準に基づくContent Credentials(来歴メタデータ)も付与されます。Googleは、Chrome・検索でC2PA由来の来歴表示を行う取り組みも進めているとされ、業界の中でも透かし対応が手厚い企業の一つです。一部のUI上では、生成画像であることを示す可視のスパークル(きらめき)アイコンが表示される場合もあります。