プライバシーポリシー
画像は生成AIの学習に使われるのか
Adobeは生成AIモデルの学習のためにユーザーコンテンツを解析することは原則として行いません。FireflyはAdobe Stockのライセンス済みコンテンツやパブリックドメインコンテンツで学習されており、Creative Cloud等にアップロードした画像そのものは学習に使われません。唯一の例外は、ユーザー自身がAdobe Stockマーケットプレイスにコンテンツを投稿(コントリビュート)した場合です。
Content Analysis(一般的な製品改善)
生成AI学習とは別枠で、「Content Analysis for product improvement」という一般的な製品改善プログラムがあります。個人アカウントはデフォルトでオン(オプトアウト方式)。account.adobe.com/privacy からオフにできます。未成年ユーザーは自動的にオプトアウトされています。
その他の注意点
- 無料・未契約ユーザーがテキスト入力を行った場合、入力・出力についてAdobeに広範な利用許諾(あらゆる目的での利用)を付与することになる
- Fireflyギャラリーに投稿すると、マーケティング目的等での利用許諾がAdobeに生じる
- ローカル保存データは解析対象外。Adobeサーバー上のクラウドコンテンツのみが対象
Firefly Enterprise(詳細)
法人・チーム・学校向けのビジネスアカウントでは、Content Analysisが自動的にオプトアウトされており、設定画面にトグル自体が表示されません。生成AI学習からの除外は個人向けと同様に適用されます。SOC 2等のコンプライアンス基準への対応も案内されています。
商用利用条件
生成画像の権利は誰に帰属するか
ユーザーは自らのコンテンツについてすべての権利・所有権を保持し、Adobeはコンテンツについていかなる所有権も主張しません。Fireflyの生成出力もユーザーが所有者です。ただし前述の通り、無料ユーザーのテキスト入力やギャラリー投稿には広範な利用許諾が生じる点に注意してください。
商用利用は認められているか
有料プランでは商用利用が全面的に認められ、クライアントワークへの利用も可能です。無料プランは生成クレジットが少なく、ウォーターマークが入る場合があり、IP補償の対象にもならないため実務には適しません。
遵守すべき主な条件(Generative AI User Guidelines)
- 違法・虚偽・誤解を招く、または他者の権利を侵害するコンテンツを作成・共有しないこと
- 個人を特定できる情報を推測する目的で利用しないこと
- 欺瞞的な目的で他者になりすます、AIとの対話を隠すような使い方をしないこと
- 雇用・教育・住居・重要な給付やサービスへのアクセスに関する意思決定に利用しないこと
- 自動付与されるContent Credentials(来歴情報)を削除・改変・無効化しないこと
IP侵害への補償(Our Duty to Indemnify)
規約に従って利用された「Indemnified Firefly Output」について、第三者から著作権・商標権・パブリシティ権・プライバシー権の侵害を主張された場合、Adobeが防御し、損害賠償・和解金を負担します。有料プラン(Premium、Creative Cloud各種、Enterprise等)が対象で、無料プランは対象外。ベータ版・プレリリース機能での生成物も対象外です。
参照画像を用いたスタイル転写、Firefly以外での事後改変、商標・肖像権が絡む文脈、Adobeエコシステム外のサードパーティ連携経由の出力は、除外対象になり得ます。
Enterpriseプランでは、より高い補償上限額や、より手厚い法的支援を契約交渉で取り決められる場合があります。生成クレジットはユーザー単位で月次割当、繰り越し・プール不可。再配布・独占利用条件も個別交渉が可能です。
実務上の注意点
- ベータ・プレリリース機能で生成した出力は補償対象外となる場合があるため、正式リリース後の機能を使う
- 参照画像を使ったワークフローは補償の除外対象になり得るため、商用利用前に社内法務で確認する
- 著作権登録の可否は各国の著作権当局(日本は文化庁)の見解・運用に従う
AI生成の透かし(ウォーターマーク)表示
Fireflyで生成した画像には、C2PA標準に基づくContent Credentials(来歴メタデータ)が標準で自動付与されます。これは前述の通り、削除・改変・無効化が利用規約上禁止されています。Adobeは自社をC2PA(Coalition for Content Provenance and Authenticity)の設立企業の一社と位置づけており、業界内でも比較的早くから対応している企業です。ただし、ピクセルデータ自体を変える不可視の電子透かしについては、Content Credentials(メタデータ方式)とは別に搭載しているという明確な情報は確認できませんでした。
参考リンク(情報ソース)