プライバシーポリシー
画像は学習に使われるのか
Claude.aiにアップロードした画像は「チャット内容の一部」として扱われ、専用の別ルールはなく、チャット・コーディングセッション全体の学習設定に画像も含まれます。
オプトイン方式か、オプトアウト方式か
公式サポートの説明では「利用を許可する場合」という表現が使われており、建前としてはオプトイン(ユーザーが明示的に許可した場合のみ学習に利用)という構成です。ただし2025年9月の規約変更時、多くの既存ユーザーへの通知でトグルが「オン」の状態で提示されたため、実質的にオプトアウトに近かったという第三者の指摘もあります。
設定をオフにする際の注意点
- プライバシー設定はいつでも更新可能。オフにすると、以後の新規チャット・画像は学習に使われなくなる
- すでにトレーニングが開始されているデータや学習済みモデルには、それ以前のデータが含まれ続ける(遡及削除はされない)
- シークレットチャット(incognito)は、モデル改善設定に関わらず常に学習対象外
- 安全性分類システムでフラグが立った会話は、安全性目的で例外的に利用される場合がある
AI生成の透かし(ウォーターマーク)表示
Anthropicは2026年8月2日以降、対応モデルが生成する画像ファイル(PNG・JPG・SVG等)に、C2PA標準に基づく来歴メタデータ(Content Credentials)を自動的に添付するようになりました。これはEUのAI法(Article 50)およびAnthropicが署名したEU AI生成コンテンツ透明性コードへの対応です。ピクセルデータ自体を変える不可視の電子透かしは、画像については確認されていません(テキスト出力には別途、埋め込み型の透かしが適用されます)。この来歴メタデータは、対応するC2PA読み取りツールで確認できます。2026年8月2日より前にリリースされたモデルについては、順次対応が進められています。
なお、この透かし・来歴表示の取り組みは2026年8月に始まったばかりの新しい対応であるため、詳細は今後変更される可能性があります。
Claude for Work(Team・Enterprise)
Commercial Terms of Serviceが適用され、「AnthropicはServicesから得たCustomer Contentを用いてモデルを学習させてはならない」と契約上明記。トグル管理ではなく契約原則としてデフォルトで学習対象外です(Development Partner Program等への参加時を除く)。契約組織がデータの「Controller(管理者)」、Anthropicが「Processor(処理者)」という位置づけで、DPA・HIPAA向けBAA・API/Bedrock/Vertex AIでのZDR(ゼロデータ保持)オプションも用意されています。
商用利用条件
生成画像の権利は誰に帰属するか
規約遵守を条件に、Anthropicが持ちうる権利をすべてユーザーに譲渡すると定められています。ただし「if any(もしあれば)」という留保があり、AIのみが生成したコンテンツには法域によって著作権自体が発生しない場合がある点に注意が必要です。
商用利用は認められているか
規約上、生成画像の商用利用そのものを禁じる条項はありません。利用規約とUsage Policyを遵守する限り、商用目的での利用・公開・販売・製品への組み込みが可能です。Anthropicが評価・お試し目的で提供する期間限定サービスは個人・非商用利用限定とされる点は例外です。
遵守すべき主な条件(Usage Policy)
- 第三者の知的財産権(著作権・商標権・肖像権など)を侵害しないこと
- 実在の人物へのなりすまし・欺瞞的な合成メディアを作成しないこと
- 政治家等への誤情報・有権者を欺く合成メディアを作成しないこと
- 児童の性的搾取的コンテンツ・性的に露骨なコンテンツを一切作成しないこと
- 詐欺・なりすまし・偽メディア等の欺瞞的用途に使わないこと
Claude for Work / API — IP侵害への補償
Commercial Terms of Serviceの補償(Indemnification)条項により、契約組織が規約に従って生成・利用した出力が第三者の特許・営業秘密・商標・著作権を侵害していると訴えられた場合、Anthropicが防御し、判決・承認された和解金を負担します。個人向けプランの消費者向け利用規約には、同様の明文規定はありません。
ただし、顧客自身によるOutputsの改変、他技術との組み合わせ、顧客提供の入力そのものに起因する場合、既知の侵害利用、特許発明の実施、商標の商用利用に関する主張などは適用除外(carve-out)です。
実務上の注意点
- 生成画像に実在の人物・著名キャラクター・ロゴが含まれていないか公開前に確認する
- 著作権登録の可否は各国の著作権当局(日本は文化庁)の見解・運用に従う
- 規約違反時はアカウント停止等の措置を受ける可能性がある
参考リンク(情報ソース)